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訪問着とは
訪問着は結婚式や入学式、お茶会、パーティ、年賀、結納など様々な場所で未婚・既婚問わず着る事が出来る着物の中でも汎用性が高く、華やかな着物です。色留袖より1つ格が低い着物になりますが、紋付にすると色留袖と同格になり、付け下げより1つ格式の高い着物となっています。
訪問着は絵羽模様が入っているのが特徴です。絵羽模様とは縫い目に関係なく一続きで入っている模様の事で、肩の部分から裾の部分に掛けて模様が入っているのが訪問着の特徴となっています。
色留袖との違い
色留袖と訪問着は区別するのが難しく、ごっちゃになってしまう方も多くいるようですが、色留袖は黒留袖の略式で着る事も出来る着物で、訪問着より格が1つ上となっています。
色留袖は裾の部分に模様の入っているのが特徴となっており、上半身に模様が入っていなければ色留め袖と区別する事が出来ます。
どこのお店で買い取ってもらえる?
訪問着を買い取ってもらう時にはインターネットの着物買取ショップや実店舗を持つ着物買取店、リサイクルショップ、質屋などで買い取ってもらう事が出来ます。ただし、リサイクルショップや質屋、規模の小さな着物買取店だと着物の価値が分からず、かなり安い金額で査定されてしまうケースが多いようです。訪問着の買取にはインターネットの着物買取店がオススメです。
インターネットの着物買取店は着物に精通している査定員が査定してくれるので、高額査定になるケースが多いです。また、『他社より1円でも安ければ全額返品補償』『8日以内なら取引を取り消せるクーリングオフ』等の制度も充実しているので、訪問着を売ろうと思っている方はぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
訪問着買取の相場
それでは気になる訪問着の買取の相場についてなのですが、着物買取専門店に問い合わせてみたところ、『価格は固定ではないので実物を見てみないと査定するのが、難しい』との回答をもらいました。担当者の方いわく、訪問着は種類によって0円になる事もあれば、何十万円~何百万円にもなる事もあるそうです。例えば加賀友禅の有名な作家の方の着物であれば買取価格でも数十万円~数百万円にもあるとの事ですが、ポリエステル等の化繊の訪問着の場合は0円になってしまう事も少なくないのだとか。とはいえ訪問着に関しては需要が多く、来たい人が多い着物ですので、買取相場は比較的高くなる傾向があるようです。
上記で記載したように訪問着は種類によって買取相場は大きく変動しますが、一般的な訪問着だと中古の場合8,000円~20,000円程度、未使用の高級品の場合は30,000円~50,000円程度になる事が多いようです。
訪問着の買取価格が高くなるケース
訪問着の買取の際に高価買取になるケースをいくつか紹介したいと思います。
また、参考までに訪問着のここ1カ月のオークション等での販売価格を平均すると58,309円となりました。※価格の算出にはオークファンを利用させていただいています。
きもの北條 千總 訪問着(中古)
販売価格:159,000円
創業450年と非常に京友禅の老舗である"千總"は友禅が流行していた江戸時代からまるで絵を描くように自由に彩色する事で知られている歴史ある老舗です。古典意匠のこだわりが見られる逸品であるこちらの訪問着ですが、中古で159,000円の価格がついています。千總は高級呉服として着物に興味のある方からすると憧れの的になっており、中古でも高価買取が期待できる商品になります。
高価買取してもらうならどこのお店がいい?
訪問着は前述した通り種類によって買取相場がかなり異なり、有名作家物や人間国宝物、伝統工芸品、ですと買取相場は数万~数十万円程度、普通の訪問着であれば数千円~数万円程度の相場となっています。
しかし、やはり具体的な価格についてはプロの方に査定してもらわないと出せないというところが本当のところでしょう。訪問着を高価買取してもらうのにおすすめなのはインターネットの着物買取店です。インターネットの着物買取ショップなら着物のプロに無料で査定してもらう事が出来ますので、訪問着の価値が気になる方はぜひ一度無料査定に出してみる事をオススメします。